タンチョウ

![]()
タンチョウ
英語名:Japanese crane
北海道・特に釧路と根室の道東を中心に生息。生息域は日本では北海道,海外ではアムール川中流域と中国東北部の湿地帯で繁殖し冬期には越冬地に渡る渡り鳥。日本では,冬に北海道釧路市にある給餌場に移動し越冬する。春には繁殖地に移動し生活する。日本においては留鳥。日本には,約1,000羽が生息している。特別天然記念物
アイヌ語でサルルンカムイ(湿原の神)と呼ばれる。ツルと呼ぶ呼び名がつかないツル。タンチョウはタンチョウ鶴と正式に呼ぶことはない。古い言葉で赤を表す「丹」と頭を表す「頂」を漢字名として頭の上の部分が赤い鳥という意味でタンチョウと呼ばれる。頭の赤い部分は,羽のように思われるが実は地肌が露出している。いわゆるニワトリのとさかと同じで,興奮すると露出部分が増えて赤みが増す。外見の特徴として顔の下半分から首にかけて黒い羽に覆われ,羽の風切羽の部分の半分ほどが黒い。地上を歩いている姿のお尻に当たる部分が黒い毛に覆われているためタンチョウのしっぽが黒いと勘違いしている人もいるがお尻が黒く見える部分はこの風切羽の黒い部分である。飛んでいる姿を見るとおしりが白い所を見ることができる。
日本では最大の野鳥,羽を広げると2m40cmにもなると言われている。成鳥の平均の全長は,140~150cmそれ以上になるものもいる,体重6~9kg,足の大きさは30cm近くになる。雑食性で,穀類,種子,植物の茎などの植物や昆虫,カニやザリガニなどの甲殻類,魚貝類,カエルなども食べる。冬の給餌場では,トウモロコシを主とした穀類を与えられている。卵を産む時期は,3月末から4月にかけ二つ生む。約30日ほどで雛がかえるが5月に道東は底冷えする日が多いため冷たい雨などで死亡するヒナが多い。このころは,キツネや野犬ほかにもオジロワシなどがヒナを狙っているためヒナの生存率はかなり低い。この時期に繁殖に失敗したツガイは,初夏にもう一度繁殖を行うこともある。生まれたヒナは,その年の暮れには越冬地の釧路の給餌場まで飛ぶ必要があるために100日ほどで飛べるようになる。
釧路湿原といえばタンチョウというほど道東を代表する鳥,道東の湿原や近くに湿地帯がある湖や川,海岸などで普通みみられる。特に根室管内風蓮湖にはたくさんのタンチョウがいる,あちこちで見られるために同じタンチョウが移動していると思って勘違いしている人がいるが風蓮湖周辺は釧路湿原と同じほどのタンチョウが生活していると言われる。日本のタンチョウは,繁殖地と釧路の給餌場を移動する生活をしているが,給餌場を訪れる冬の時期は,ちょうど子別れとぶつかるため2~3月中には子供をいじめているように見える親の姿を見ることがある。






