エゾシカ

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エゾシカ
英語名:Hokkaido Sika Deer
北海道全域・特に道東を中心に生息。北海道以南の日本に生息するニホンジカに属する亜種。ニホンジカと同種と言える。ニホンジカより大きくオスなどは体重が140kgに達するものもある。草食性で,主に野草や木の葉,ササなどを食べるが冬になり草が食べられなくなると木の樹皮も食べる。
アイヌ語でヌク(他に数種類の名称もある)と呼ばれる。神と呼ばれる動物が多い中でエゾシカはアイヌの世界では神と呼ばれることはないが食料としては魚のサケについで重要だった。エゾシカは人々の祈りを聞いたシカをつかさどる神(ユクコロカムイ)が人のために地上に放すモノと言われている。道東の平地から山にいたるまで生息している。冬に気の樹皮を食べることにより木が枯れてしまう被害が知床半島や釧路湿原周辺などで深刻になっている。また,冬には道路周辺の草を食べるために群れで道路を横断したり道路脇で集団で餌を食べているものが道路に飛び出し車と衝突する事故が多発している。
牛と同じく胃を4つ持ち,反芻する。反芻することにより,普通は消化が難しい植物繊維などを消化可能にしている。体が大きいことにより冬には,体の外に放出される熱よりも体内で作られる熱量のほうが大きくなるという法則(ベルクマンの法則)により厳冬の冬でも生活できる。しかし,繁殖期のオスなどは秋に繁殖のために体力を使い果たすものもいるため寒さが厳しい年の冬を生き残れないものもいる。寒さが厳しい冬の年は,その年に生まれた子ジカが犠牲になることもある。
北海道といえばキタキツネと人気を二分する存在,道東ではどこでも見られ人の住む近くでも生活する姿が見られることがある。秋を過ぎると繁殖期を迎え,森の奥などでオスの物悲しい鳴き声を聞くことが多い。普段は親子関係などの少数で群れを作るが,この時期には,オス一頭を中心としたハーレムを作ることが多い。冬になると,オスのみの群れやメスのみの群れなどに分かれることもある。その多くは,餌を取りやすい場所に集中するために大きな一つの群れとなることもある。冬には体毛は灰褐色,夏毛は茶色に白い斑点がつく白い斑点は子ジカだけと勘違いすることがあるが大人のオスやメスも同じように斑点がある。特に,繁殖期のオスは泥や自分の尿を体に塗って自分を強く見せるように化粧するのでこげ茶色に見えることも多い。オスの角は毎年生え変わる,枝分かれした数を見ると年齢がわかるとも言われるが4年以降は枝は増えない。






